ガトリンがボルトを破って復活優勝もブーイングの嵐

陸上の世界選手権・男子100メートル決勝でジャスティン・ガトリンが、

引退する王者ウサイン・ボルトを破って復活優勝しました。

ガトリンが世界選手権で金メダルを獲得したのは、

2005年のヘルシンキ大会以来、12年ぶりのなりますね。

でも、なぜかガトリンが優勝したにもかかわらず、

会場中からはブーイングの嵐が起きたんです。

最初は、ブーイングの理由がよくわからなかったんですが、

よくよく考えてみるとガトリンは過去にドーピング違反をしていました。

しかも、1度ではなく2度もドーピング違反をしているんです。

1度目は治療薬が原因のようで故意ではないようですが、

どうやら2度目はアウトのようですね。

彼が五輪や世界選手権で金メダルをたくさん獲得していたのも、

丁度ドーピングをしていた時期と重なります。

通常なら、優勝した選手は祝福されるべきですが、

ガトリンの場合は、過去にドーピング違反を犯しているので、

ブーイングされても仕方ないと思います。

ドーピング違反で4年間出場停止処分を受けたからと言って、

薬を使う前の体より確実に薬を使った体の方が強いのは間違いありません。

おそらく、出場停止の間もトレーニングは続けていたはずだから、

4年後もドーピングで強くなった体とほぼ変わらない体で出場してきます。

復帰後は、ボルトにずっと負け続けて銀メダルばかりでしたが、

今回、衰えを隠せないボルトにようやく勝てた感じですね。

中には、ガトリンは35歳で金メダルを獲得するなんて、

この歳でスゴイことだと思われるかもしれません。

しかし、ガトリンは、薬を使って体が強くなっているんです。

もし、過去にドーピングをしていなかったら、

ボルトを破って金メダルを獲得できたかわかりません。

一方で、全盛期ほどの走りが望めなくなったボルトでしたが、

本当は最後も優勝して有終の美を飾りたかったはずです。

今持っている力を振り絞るかのように最後まで必死になって走りましたが、

残念ながら、結果は銅メダルに終わってしまいました。

決勝のゴール直後に会場は大ブーイングが起こりましたが、

ボルトは、自分の負けを素直に受け入れて、

勝ったガトリンを祝福していましたね。

この時、アスリートとしてだけではなく、

人間性も素晴らしいボルトの一面が垣間見れた気がしました。